問診票、IVFサマリー(※)、保険証、基礎体温表など
(※)他院で体外受精の治療経験のある方のみ。基礎体温表は印刷して紙に印刷しお持ちください。
詳しくは初診の方へをご覧ください。
問診票に記入して頂いた内容と重複する所もありますが、再度、医師が確認のために以下のことを問診いたします。
ご提出いただいた書類をもとに症状などを詳しく伺い、これからの流れ、検査内容をご説明いたします。
他院で治療を受けられていた患者様には、お持ちいただきました診療情報提供書や検査結果等をもとに今後の診療についてお話いたします。
まずは一度受診していただき、その時期から始められる検査、治療から開始します。
担当医が時期に応じた検査計画を立てさせていただいております。
当日の患者様の状態により、検査の内容は異なってきますが、原則として女性の方には全員、経腟超音波検査を実施致します。
血液検査などの有無は当日、担当医が判断いたします。
精液検査をご希望の際は、3〜4日間の禁欲期間を持ってご来院ください。
内診・検査・精液検査の結果をお話しし、その後、患者様お一人お一人に合わせた今後の治療の方針をご説明致します。方針により次回来院日が決定します。検査・治療内容によって次回来院日が異なりますのでご承知おきください。
内診・検査の内容によって、お会計が異なります。
お支払いには、現金の他に、クレジットカード、デビットカード(一部制約あり)がご利用になれます。
利用可能なクレジットカード:NICOS、UFJ、DCカード、VISA、Master、Diners
以上のような流れになります。
詳しくは診察時間・ご予約案内をご覧ください。
心理カウンセリング
通常の診療とは別の予約枠にて、心理カウンセリングの機会を設けております。
こちらは、当院の生殖心理カウンセラーが対応いたします。
お気軽にご相談ください。
カウンセリング時間はお1人50分で、料金は、当院に通院されている方で3,000円(税別)/されていない方5,000円(税別)となります。
ご予約は、受付またはお電話(022-722-8841)でお願いいたします。
不妊症を治療し妊娠に結びつけるには、まず不妊の原因を正しく突き止めることが非常に重要です。
検査によって不妊の原因をつきとめ治療を開始しますが、成功するまでには通常半年から2年位かかりますので、あきらめず根気よく治療することが大切です。ご夫婦の努力はもちろん、ご家族のご理解とご協力をお願いいたします。
不妊症治療の基本になるのが基礎体温の測定です。
あらゆる検査の日取りを決めるためにも重要ですので、毎日きちんと計るよう心がけましょう。
基礎体温を計り、受診時に持参いただくようお願いいたします。
医師が確認させていただきますので、スマートフォン等の電子媒体での記録ではなく、紙媒体の基礎体温表をご利用ください。
No | 検査項目 | 時期 |
---|---|---|
1 | ホルモン検査 | 1-1・・・月経開始2−4日目(FSH、LH、E2) 1-2・・・排卵直前(E2、LH) 1-3・・・排卵後5−7日目(E2、P) |
2 | 子宮卵管造影 | 月経終了後〜排卵の前 |
3 | 頸管粘液検査 | 排卵直前 |
4 | フーナーテスト | 排卵直前 |
5 | 抗精子抗体 | いつでも可 |
6 | 超音波検査 | いつでも可 |
7 | 精液検査 | 3〜4日間禁欲後 |
8 | 子宮鏡検査 | 月経終了後〜排卵の前 |
9 | 染色体検査 | 月曜日から木曜日 |
女性の体は月経や排卵が視床下部−下垂体−卵巣からのホルモンによってコントロールされています。
月経周期にあわせて採血の検査をします。
月経開始2〜4日(基礎値) | LH− | 黄体化ホルモン |
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FSH− | 卵巣刺激ホルモン (卵巣に卵子を成熟するように伝えます) |
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PRL− | プロラクチンと乳汁分泌ホルモンですが、 高いと排卵や着床に影響を及ぼすことがあります。 |
|
E2− | 卵胞ホルモン(女性ホルモン) | |
排卵直前 | LH− | 排卵日に高値を示すので、排卵の時期がわかります。 |
E2− | 卵胞の成熟具合がわかります。 | |
排卵後5〜7日 | E2− | 子宮内膜を厚くするように指示します。 |
P− | プロゲステロンとよばれるホルモン 子宮内膜を厚くして、着床に備えます。 |
検査時期:月経終了後−排卵の前
子宮卵管造影(HSG)とは子宮の中に造影剤をいれて子宮の大きさや形を見たり、また左右の卵管は詰まっていないかをレントゲンによって確認するものです。当院では自動注入機を採用しており、通常、痛みはほとんどありません(個人差があります)。
検査時期:排卵直前
排卵近くになるとE2の影響をうけて、子宮頸管から分泌液がでます。
これを吸いとって量や粘調性をみて排卵が近いことを確認する検査です。
検査時期:排卵直前
性交渉の後に、妻の頸管粘液中に夫の運動精子があるかどうかをみる検査です。
相性テストともいえるもので、ここで精子が少なかったり、動いていないと免疫異常が疑われます。
この抗体があると、精子の動きを止めてしまったり、受精をも阻んでしまいます。血液検査でわかります。
女性の超音波検査は、経膣的に超音波断層装置を使って、子宮や卵巣に異常がないか、また卵胞の数、大きさを確認したり、子宮内膜の厚さをみたりします。
男性の超音波検査は、精巣の容積や精索静脈瘤の有無、精路(精子の通る道)の閉塞の疑いを確認します。
検査時期:3〜4日間禁欲後
射精された精液中の精子の状態をみる検査です。
3〜4日間禁欲した上で病院からお渡しする容器にマスターベーションで精液を採取していただきます。精液量、精子濃度、運動率、奇形率、白血球の数などで精子に異常があるかどうかがわかります。
検査時期:月経以外の時期
先端に小さいカメラがついたヒステロファイバースコピーを子宮の中にいれて、子宮の内腔に異常がないかをみる検査です。
着床を阻害する内膜ポリープや子宮筋腫がないかを確認できます。
正常な男性は46XY、正常な女性は46XXとなります。これは22対の常染色体と2本の性染色体から成り立っています。
しかし、47XXYのクラインフェルター症候群の方は無精子症が多いとの報告があります。
また無精子症因子としてY染色体のAZF領域の欠失を認めることが最近注目されています。
染色体異常が流産の原因などが分かったりすることもありますが、その頻度は決して高くなく、また染色体異常が分かってもそれに対する治療はありません。当院では、染色体検査の結果をより詳しくご説明する場として、認定遺伝カウンセラーによる遺伝カウンセリングも行っています。
女性 |
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男性 |