当院について

ABOUT US

クリニック理念

1)
患者さまに喜び、感動、幸せをもたらすために、笑顔で、明るく、やさしく行動しよう
2)
スタッフは切磋琢磨し、良質の医療を、楽しく、仲良く、届けよう
3)
正直かつ安全な医療の実施、革新的な企画、開発、研究を続けよう

治療方針

高度生殖医療

産婦人科専門医、泌尿器科専門医が安心安全な技術で治療をご提供します。不妊原因を一通り検査し、検査結果や不妊期間、女性年齢、今までの治療歴に応じて、卵巣刺激、人工授精、体外受精、顕微授精を行うステップアップ方式や、体外受精からより自然な方法に移行するステップダウン方式など、一人一人にあった適切な治療をご提案しています。

心に寄り添った治療

理事長からご挨拶

京野 廣一 Koichi Kyono

優秀な人材確保とさらなる生殖医療の発展を願い、100年間世界のトップレベルの生殖医療を提供できる施設を目指して、2007年に仙台駅前へ拠点を移しました。

常に最新の生殖医療を提供することはもちろんのこと、日常業務のひとつひとつの手順を大切にし、スタッフ全員が患者様ひとりひとりの治療内容を理解し、日々の診療に取り組んでいます。診療場面では常に患者様に寄り添いながら、ともに悩み、時には一緒に泣き、笑い、そして喜びを分かちあえる医療を心がけています。

スタッフ一同、患者さまの晴れやかな笑顔を糧に、励みたいと思います。

主な資格
医学博士
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
母体保護法指定医師
日本生殖医学会生殖医療専門医・指導医
所属学会・役職等
顧問
日本IVF学会
日本卵子学会(培地開発委員会)
理事
日本受精着床学会
日本生殖発生医学会
日本不妊予防協会
代議員
日本生殖医学会
日本産科婦人科遺伝診療学会
代表世話人
東北ART研究会
座右の銘 文・行・忠・信(文を学ぶこと、学んだことを実行すること、まごころを尽くすこと、偽りの無いこと)
略歴 1978年 福島県立医科大学卒業、東北大学医学部産科学婦人科学教室入局
1983年 チームの一員として体外受精による妊娠出産に成功
1995年 レディースクリニック京野(大崎市)開院
2007年 京野アートクリニック(宮城県仙台市)開院
2012年 京野アートクリニック高輪(東京都港区)開院
2016年 日本卵巣組織保存センター(HOPE)開設
2019年 京野アートクリニック盛岡(岩手県盛岡市)開院
2020年 HOPE移設

院長からご挨拶

五十嵐 秀樹 Hideki Igarashi

2016年4月より京野アートクリニック仙台の院長に就任いたしました五十嵐秀樹でございます。就任にあたりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。

私は1993年に山形大学を卒業後、直ちに山形大学産婦人科に入局しました。同時に山形大学医学部大学院に入学し、現在もライフワークとしている「卵の加齢」について研究を開始いたしました。卵の加齢をテーマに選んだ理由は「人間ほど妊娠しにくいほ乳類はいない。それは卵が加齢するからだ」との考えからです。大学院での研究テーマは「卵の加齢による小胞体カルシウム制御の変化」です。哺乳動物卵では受精時にカルシウム・オシレーションという、細胞内カルシウム濃度の周期的変動が起こり、これが受精と胚発生に必須なことが知られています。このカルシウム・オシレーションが卵の加齢により変化し、胚発生に影響を及ぼす、という研究内容でした。大学院卒業後、4年間の関連病院勤務を経て、2001年からは再び山形大学病院に勤務となりました。大学病院では、臨床は生殖医療(不妊外来)と内視鏡手術を中心に、研究では卵加齢のメカニズム解明と治療法の開発を中心に行っていました。卵の加齢を克服する、つまり「卵の若返り」は生殖医療に携わる者の究極の目標です。この目標実現に向けた研究は現在も継続中です。これらの研究成果が一日も早く患者様に還元できることを切に願っております。米国ペンシルベニア大学留学中(2006年2月〜2007年7月)も卵と胚発生の研究を行っており、振り返ると人生の多くの時間を卵と共に歩んで来ました。これからも益々、卵と共に歩み続けると固く決意しております。

これからは京野アートクリニック仙台の院長として今までの知識と経験を十分に生かし、患者様お一人お一人と向き合いながら診療をさせて頂きたいと思っております。京野理事長、医師、スタッフ一同と心を一つとし、皆様の治療に誠心誠意取り組んでいく所存ですので、よろしくお願いいたします。

学歴 1987年 福島県立会津高校卒業
1993年 山形大学医学部医学科卒業
1993年 山形大学大学院医学研究科入学
1997年 山形大学大学院医学研究科卒業
主な資格
医学博士
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
臨床研修指導医
職歴
1997年 済生会山形済生病院
1998年 長井市立総合病院
1999年 山形県立日本海病院
2000年 米沢市立病院(産婦人科)
2001年 山形大学医学部助手
2006年 米国ペンシルベニア大学博士研究員
2007年 山形大学医学部助教(産科婦人科学講座)
2013年 山形大学医学部講師
2016年 現職
所属学会等
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産科婦人科内視鏡学会
日本受精着床学会
日本卵子学会(代議員:平成27年〜現在)
アメリカ生殖医学会
趣味
読書(中国の古典小説、日本近代史、塩野七生さんの作品)
ドライブ(山形の早春、秋の紅葉を堪能しました)
酒場放浪(学会参加時は必ずご当地の居酒屋を巡ります)
座右の銘
沈毅好断(中国三国志時代の魏国の皇帝である明帝を表した言葉で、落ち着いていて意志が強く判断に優れている、の意味)

医師のご紹介

産婦人科 医師

副院長 戸屋 真由美 Mayumi Toya 

副院長 戸屋 真由美 Mayumi Toya

  • 産婦人科専門医
  • 生殖医療専門医・指導医
  • 臨床遺伝専門医

山形大学附属病院で不妊治療に携わっていました。生殖補助医療に専念するため京野アートクリニックに赴任いたしました。住まいは山形で毎日長距離通勤しております。皆様に良い結果が得られるように努力していきたいです。

プロフィール・略歴
山形大学医学部を卒業後、山形大学医学部附属病院、山形県立中央病院、山形市立病院済生館を経て、2006年10月にレディースクリニック京野(当院の前身:現 大崎市)入職。山形大学大学院卒、産婦人科専門医、医学博士。血液型AB型。
趣味 蔵王の麓に住んでおり、今年こそ畑づくりに励んでみたいと思っています。
出身 群馬県
現在
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医・指導医
臨床遺伝専門医
所属学会
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
日本人類遺伝学会

医長 小泉 雅江 Masae Koizumi

部長 小泉 雅江 Masae Koizumi

  • 産婦人科専門医
  • 生殖医療専門医
  • 臨床遺伝専門医

2016年1月から生殖医療に専念するため京野アートクリニック仙台に赴任いたしました。皆様のご希望が叶いますよう、日々努力していきます。

プロフィール・略歴
神戸大学医学部を卒業後、愛仁会高槻病院、兵庫県立がんセンター、愛媛県立中央病院、愛媛大学附属病院、東北大学農学部へ国内留学(生殖医療について基礎研究)を経て、京野アートクリニックに勤務。血液型O型。
趣味 津軽三味線、坐禅
出身 愛媛県
現在
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
臨床遺伝専門医
所属学会
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本東洋医学会
日本人類遺伝学会

長浦 聡子 Satoko Nagaura

長浦 聡子 Satoko Nagaura

  • 産婦人科専門医
  • 生殖医療専門医

山形で不妊治療をさせていただいていました。
多くの方の力になれるよう、日々学ばせていただきながらがんばりますのでよろしくお願いいたします。

プロフィール・略歴
山形大学医学部を卒業後、公立置賜総合病院、山形大学医学部附属病院、山形済生病院を経て、2018年4月、京野アートクリニックに入職。血液型B型。
出身 岩手県
現在
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
所属学会
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
日本卵子学会
日本産科婦人科内視鏡学会

加藤 瑞穂 Mizuho Kato

加藤 瑞穂 Mizuho Kato

  • 産婦人科専門医

プロフィール・略歴
山形大学医学部を卒業後、山形大学医学部附属病院、山形市立病院済生館、仙台徳洲会病院等を経て、2007年4月より当院に非常勤にて勤務。産婦人科専門医。血液型A型。
出身 宮城県
現在 日本産科婦人科学会 専門医 所属学会 日本産科婦人科学会

福井 淳史 Atsushi Fukui

福井 淳史 Atsushi Fukui

  • 産婦人科専門医・指導医
  • 生殖医療専門医
  • 内視鏡学会技術認定医(腹腔鏡・子宮鏡)

プロフィール・略歴
弘前大学医学部を卒業後、弘前大学医学部附属病院を経て、現在は兵庫医科大学医学部産科婦人科学講座准教授、および福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター特任教授。
2017年から京野アートクリニック高輪にて非常勤勤務。2022年7月より京野アートクリニック仙台で非常勤にて勤務。
出身 宮城県
現在
日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医(腹腔鏡・子宮鏡)
所属学会
日本産科婦人科学会 代議員
日本生殖医学会 代議員・幹事
日本受精着床学会 評議員
日本卵子学会
日本産科婦人科内視鏡学会 幹事
日本子宮鏡研究会 理事
日本生殖免疫学会 庶務幹事
国際生殖免疫学会 Treasurer
米国生殖医学会
米国生殖免疫学会

泌尿器科 医師

田井 俊宏 Toshihiro Tai

部長 田井 俊宏 Toshihiro Tai

  • 泌尿器科専門医
  • 生殖医療専門医・指導医
不妊カップルの半数に男性にも問題が見つかるといいます。男性を治療することで不妊治療の成績は向上し、治療の短縮化や女性の負担軽減につながります。
お二人で治療に向き合うことで治療のモチベーションも維持されます。お二人にとって最良の結果を得るためにも一度男性外来に足をお運びいただければと思います。
プロフィール・略歴
出身 栃木県日光市
所属学会
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本性機能学会専門医
日本アンドロロジー学会評議員
日本生殖医学会専門医・指導医
日本受精着床学会

山口 耕平 Kohei Yamaguchi

山口 耕平 Kohei Yamaguchi

  • 泌尿器科専門医
  • 生殖医療専門医・指導医
プロフィール・略歴
神戸大学医学部卒業。
神戸大学医学部附属病院、神戸赤十字病院を経て現在医療法人仁寿会石川病院泌尿器科医長。
出身 長野県
所属学会
日本泌尿器科学会
日本アンドロロジー学会
日本生殖医学会
日本性機能学会 日本受精着床学会
日本産科婦人科学会

スタッフのご紹介

看護部

看護部では、採血や注射、診察や採卵・胚移植などの介助をはじめ、さまざまな形で患者さまの治療のサポートを行っています。治療をしていてよく分からないことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

培養部

培養部では、体外受精および顕微授精、胚の培養、胚や精子の凍結、精液調整、精液検査などの業務を行っております。
私共は、技術向上に努めることはもちろん、大切な卵子、胚、精子にとって最適な環境を維持するため、培養液や培養器、その他の機器や培養室内の管理を厳しく行っております。異常が生じた場合、24時間監視システムを導入しているため、異常発生の通知がスタッフに届き、迅速に対応が出来ます。
また、患者様の取り違い防止のため、常に二人以上のスタッフで確認を行い、細心の注意を払っております。 患者様と直接お会いする機会は少ないのですが、皆様が笑顔で満足して頂けるよう努めております。

検査部

検査部では、院内検査(ホルモン、血算)のほか、外注血液検査検体の処理、心電図検査などを行っています。結果と治療内容をよく考察して、迅速に検査結果を報告しています。患者様と直接お会いする機会は少ないのですが、皆様が笑顔で満足して頂けるよう努めております。

受付部・MA部

受付部では、受付、会計の他に、診療に関する皆様へのご案内、初診案内、お問い合わせやご予約のお電話などにも対応いたします。何かあった場合の窓口となりますので、何かご質問がありましたら、まずは受付部門に遠慮なくお問い合わせ下さい。

MA部では、医師の事務作業や受付業務を補助することで、外来が円滑に進むよう診療のサポートを行う部門です。スタッフ一同、笑顔で皆様をお待ちしております。

推薦者の声

スズキ記念病院理事長 鈴木先生より

2012年8月17日に開催された第8回東北ART研究会の情報交換会において、当院理事長、京野廣一の恩師にして、日本初の体外受精による妊娠・出産に成功したスズキ記念病院理事長の鈴木先生より激励のお言葉を頂戴しました。

日本だけでなく世界の生殖補助医療を牽引するドクター

生殖補助医療は、1978年にイギリスのロバート・G・エドワーズ名誉教授が世界で初めて体外受精での妊娠・出産を成功させましたが、その第1号、ルイーズ・ブラウンさんが誕生するまでには、日本の私ども、当時の私たち東北大のチームも含め、皆が切磋琢磨し、成功に向かっていたものです。エドワーズ名誉教授は、その後32年の時を経て、2010年度ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。

このように、世界中の先生方、またたくさんの先輩方、同僚たちとともに、生殖医療の発展のために邁進してまいりました中のチームのひとつが、私たち東北大学のチームです。私たちのチームでは、1983年に日本で初めて体外受精での妊娠・出産を成功させました。
その中のメンバーの一人として、若かりし頃の京野先生も活躍されておりました。

京野先生は、教室にいる時から大変な努力家で、研究にも大きく貢献してくれました。
また、現在に至るまで生殖補助医療を専門として色々な研究や論文の執筆をされており、今や日本だけでなく世界の生殖補助医療を牽引するドクターとして活躍されていることは、私もとても嬉しく思っております。
京野先生は、今まで仙台を拠点として診療されておりましたが、東日本大震災での教訓を踏まえ、複数拠点での診療の重要性を考えて、東京で新しいクリニックの開業を決意されました。今後も現在以上に先生は精力的に生殖医療の発展のために、尽くしてくださると感じています。