クリニック理念・治療方針
各種検査、治療にあたっては、詳しい説明とカウンセリングをいたします。
その上でご夫婦に合った治療をご提案し、充分に納得した上で治療を受けていただくことが可能です。
患者様、医師、スタッフ一同協力しあい治療を進めていけるようにコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
クリニック理念
- 1)
- 患者さまに喜び、感動、幸せをもたらすために、笑顔で、明るく、やさしく行動しよう
- 2)
- スタッフは切磋琢磨し、良質の医療を、楽しく、仲良く、届けよう
- 3)
- 正直かつ安全な医療の実施、革新的な企画、開発、研究を続けよう
当院の治療方針

高度生殖医療専門(人工授精、体外受精、FT、男性不妊)
京野アートクリニックは、高度生殖医療専門クリニックです。
初診は検査からのご予約も承っております。初めから人工授精以上の治療をご希望の場合や、他院での不妊治療で結果が得られずにステップアップを具体的にご希望の場合、年齢、不妊原因、不妊期間などによって、卵巣刺激、人工授精、高度生殖医療(体外受精)を行う、ステップアップ方式によって治療を進めていきます。
なお、多嚢胞性卵巣症候群などにより排卵障害がある場合や、卵管閉塞が原因の方で卵管鏡下卵管形成術をご希望の場合は、原疾患の治療とともにタイミング指導を行います。
人工授精を3〜5回行っても妊娠に至らない場合は、体外受精へステップアップします。女性年齢が高い場合(35歳以上)、不妊期間が長い場合などは早めの人工授精、体外受精へのステップアップをお勧めしています。

最高レベルの治療を提供します
当院では、一般不妊治療では妊娠が難しい方のために、人工授精、体外受精をはじめ凍結胚移植法や精巣内精子を使った顕微授精など、あらゆる高度な治療を最高のレベルでご提供いたします。当院では、女性不妊、男性不妊などに関する、ほとんどの高度生殖医療を行うことが可能です。

心に寄り添った治療
治療にあたりましては、詳しい説明とカウンセリングをいたします。その上でご夫婦に合った、納得できる治療を行います。 治療を受けられる方のこころのケア(心理カウンセリング)だけではなく、高齢妊娠や、生まれてくる赤ちゃんの病気の可能性、遺伝子や染色体に関する事柄まで詳しくご説明する「遺伝カウンセリング」も、認定遺伝カウンセラーが行っております。
理事長からのご挨拶

理事長 京野 廣一 Koichi Kyono
優秀な人材確保とさらなる生殖医療の発展を願い、100年間世界のトップレベルの生殖医療を提供できる施設を目指して、仙台駅前に拠点を移しました。
常に最新の生殖医療を提供することはもちろんのこと、日常業務のひとつひとつの手順を大切にし、スタッフ全員が患者様ひとりひとりの治療内容を理解し、日々の診療に取り組んでいます。診療場面では常に患者様に寄り添いながら、ともに悩み、時には一緒に泣き、笑い、そして喜びを分かちあえる、人間的な医療を心がけています。そして疲れた時にはひと休みできる、そんなゆとりも大切に考えています。
スタッフ一同、患者様の晴れやかな笑顔を糧に、励みたいと思います。
アットホームな雰囲気で患者様をお待ちしております。
現在 |
|
---|---|
所属学会・役職等 |
|
プロフィール | 1951年4月14日 宮城県松島生まれ。 現在、3児の父。身長180cm、体重71kg。 |
座右の銘 | 文・行・忠・信 (文を学ぶこと、学んだことを実行すること、まごころを尽くすこと、偽りの無いこと) |
略歴 | 1978年 福島県立医科大学卒業、東北大学医学部産科学婦人科学教室入局 1983年 チームの一員として日本初の体外受精による妊娠出産に成功 1995年 レディースクリニック京野(大崎市)開院 2007年 京野アートクリニック(仙台市青葉区)開院 2012年 京野アートクリニック高輪(東京都港区)開院 2017年 日本卵巣組織保存センター(HOPE)開設 2019年 京野アートクリニック盛岡(盛岡市)開院 2020年 HOPE移設 |
院長からご挨拶

院長 五十嵐 秀樹 Hideki Igarashi
2016年4月より、京野アートクリニック仙台の院長に就任させていただきました五十嵐秀樹でございます。就任にあたりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。
私は1993年に山形大学を卒業後、直ちに山形大学産婦人科に入局しました。同時に山形大学医学部大学院に入学し、現在もライフワークとしている「卵の加齢」について研究を開始いたしました。卵の加齢をテーマに選んだ理由は「人間ほど妊娠しにくいほ乳類はいない。それは卵が加齢するからだ」との考えからです。大学院での研究テーマは「卵の加齢による小胞体カルシウム制御の変化」です。哺乳動物卵では受精時にカルシウム・オシレーションという、細胞内カルシウム濃度の周期的変動が起こり、これが受精と胚発生に必須なことが知られています。このカルシウム・オシレーションが卵の加齢により変化し、胚発生に影響を及ぼす、という研究内容でした。大学院卒業後、4年間の関連病院勤務を経て、2001年からは再び山形大学病院に勤務となりました。大学病院では、臨床は生殖医療(不妊外来)と内視鏡手術を中心に、研究では卵加齢のメカニズム解明と治療法の開発を中心に行っていました。卵の加齢を克服する、つまり「卵の若返り」は生殖医療に携わる者の究極の目標です。この目標実現に向けた研究は現在も継続中です。これらの研究成果が一日も早く患者様に還元できることを切に願っております。米国ペンシルベニア大学留学中(2006年2月〜2007年7月)も卵と胚発生の研究を行っており、振り返ると人生の多くの時間を卵と共に歩んで来ました。これからも益々、卵と共に歩み続けると固く決意しております。
これからは京野アートクリニック仙台の院長として今までの知識と経験を十分に生かし、患者様お一人お一人と向き合いながら診療をさせて頂きたいと思っております。京野理事長、医師、スタッフ一同と心を一つとし、皆様の治療に誠心誠意取り組んでいく所存ですので、よろしくお願いいたします。
学歴 |
|
---|---|
免許等 |
|
職歴 |
|
所属学会等 |
|
趣味 |
|
座右の銘 | 沈毅好断(中国三国志時代の魏国の皇帝である明帝を表した言葉で、落ち着いていて意志が強く判断に優れている、の意味) |
当院の医師のご紹介
産婦人科 医師

副院長 戸屋 真由美 Mayumi Toya
- 生殖医療専門医
- 臨床遺伝専門医
趣味 | 蔵王の麓に住んでおり、今年こそ畑づくりに励んでみたいと思っています。 | ||
---|---|---|---|
出身 | 群馬県 | ||
現在 |
|
所属学会 |
|

医長 小泉 雅江 Masae Koizumi
- 生殖医療専門医
- 臨床遺伝専門医
趣味 | 津軽三味線、坐禅 | ||
---|---|---|---|
出身 | 愛媛県 | ||
現在 |
|
所属学会 |
|

加藤 瑞穂 Mizuho Kato
- 産婦人科専門医
出身 | 宮城県 | ||
---|---|---|---|
現在 | 日本産科婦人科学会 専門医 | 所属学会 | 日本産科婦人科学会 |
泌尿器科 医師

田井 俊宏 Toshihiro Tai
- 生殖医療専門医
出身 | 栃木県日光市 |
---|---|
所属学会 |
|

山口 耕平 Kohei Yamaguchi
- 生殖医療専門医
神戸大学医学部附属病院、神戸赤十字病院を経て現在医療法人仁寿会石川病院泌尿器科医長。
出身 | 長野県 |
---|---|
所属学会 |
|
スタッフからのメッセージ


看護部
看護部では、採血や注射、診察や採卵・胚移植などの介助をはじめ、さまざまな形で患者さまの治療のサポートを行っています。
治療をしていてよく分からないことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

培養部
私共は、体外受精および顕微授精、胚の培養、胚や精子の凍結、精液調整、精液検査などの業務を行っております。
私共は、技術向上に努めることはもちろん、大切な卵子、胚、精子にとって最適な環境を維持するため、培養液や培養器、その他の機器や培養室内の管理を厳しく行っております。異常が生じた場合、24時間監視システムを導入しているため、異常発生の通知がスタッフに届き、迅速に対応が出来ます。
また、患者様の取り違い防止のため、常に二人以上のスタッフで確認を行い、細心の注意を払っております。 患者様と直接お会いする機会は少ないのですが、皆様が笑顔で満足して頂けるよう、日々努めております。

検査部
当院検査部では、院内検査(ホルモン、血算)のほか、外注血液検査検体の処理、心電図検査などを行っています。結果と治療内容をよく考察して、迅速に検査結果を報告しています。患者様と直接お会いする機会は少ないのですが、皆様が笑顔で満足して頂けるよう、日々努めております。

受付部・MA部
受付部門では、受付、会計の他に、診療に関する皆様へのご案内、初診案内、お問い合わせやご予約のお電話などにも対応いたします。何かあった場合の窓口となりますので、何かご質問がありましたら、まずは受付部門に遠慮なくお問い合わせ下さい。
MA部では医師の事務作業や受付業務を補助することで、外来が円滑に進むよう、診療のサポートを行う部門です。
スタッフ一同、笑顔で皆様をお待ちしております。
推薦者の声
スズキ記念病院理事長 鈴木先生より
2012年8月17日に開催された第8回東北ART研究会の情報交換会において、当院理事長、京野廣一の恩師にして、日本初の体外受精による妊娠・出産に成功したスズキ記念病院理事長の鈴木先生より激励のお言葉を頂戴しました。

日本だけでなく世界の生殖補助医療を牽引するドクター
生殖補助医療は、1978年にイギリスのロバート・G・エドワーズ名誉教授が世界で初めて体外受精での妊娠・出産を成功させましたが、その第1号、ルイーズ・ブラウンさんが誕生するまでには、日本の私ども、当時の私たち東北大のチームも含め、皆が切磋琢磨し、成功に向かっていたものです。エドワーズ名誉教授は、その後32年の時を経て、2010年度ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
このように、世界中の先生方、またたくさんの先輩方、同僚たちとともに、生殖医療の発展のために邁進してまいりました中のチームのひとつが、私たち東北大学のチームです。私たちのチームでは、1983年に日本で初めて体外受精での妊娠・出産を成功させました。
その中のメンバーの一人として、若かりし頃の京野先生も活躍されておりました。
京野先生は、教室にいる時から大変な努力家で、研究にも大きく貢献してくれました。
また、現在に至るまで生殖補助医療を専門として色々な研究や論文の執筆をされており、今や日本だけでなく世界の生殖補助医療を牽引するドクターとして活躍されていることは、私もとても嬉しく思っております。
京野先生は、今まで仙台を拠点として診療されておりましたが、東日本大震災での教訓を踏まえ、複数拠点での診療の重要性を考えて、東京で新しいクリニックの開業を決意されました。今後も現在以上に先生は精力的に生殖医療の発展のために、尽くしてくださると感じています。