がんでもママになるのをあきらめない
卵巣組織凍結という選択肢
著者:京野廣一
出版社 : サンルクス株式会社; 第1版
発売日 : 2021/2/19
本書は、がんの診断を受けて、妊孕性温存の必要があると担当医から告げられ、途方にくれている患者さんやそのご家族のために、生殖医療の専門医によって書かれています。もちろん、命を守るための治療は最優先しなければなりませんが、将来、妊娠して子どもを産むことができる力を守ることの重要性は言うまでもありません。
時間のない中で、難しい判断を迫られている患者さんやご家族が、3つの妊孕性温存の選択肢のなかから正しく選ぶことができるように、また、納得して治療を受けることができるように、情報をわかりやすく整理し、構成してあります。日本では、まだ情報不足が否めない「卵巣組織凍結」については、特に詳しく解説してあります。
卵子の凍結保存 妊活法
著者:京野廣一
出版社 : サンクチュアリ出版
発売日 : 2020/7/29
不妊の最大の原因は卵子の老化です。卵子が老化すると遺伝子の異常が増え、妊娠することが難しいのです。38歳では50%、44歳では90%の卵子が遺伝子異常で、現在の医療では、これを防ぐことはできません。多くの妊活本が、健康になれば、妊娠体質に変わると謳っていますが、健康と卵子の質には、残念ながら、なんの関係もありません。本書では、卵子の老化に対抗するには、「卵子の凍結保存」こそが最も有効な手段であることをやさしく、かつ科学的に解説しています。
PGT-A/PGT-SR実践ハンドブック
編者:京野廣一 遠藤俊明 笠島道子
出版社 : 医学書院 (2020/4/27)
発売日 : 2020/4/27
胚盤胞生検と全ゲノム増幅法(WGA)を組み合わせ、網羅的解析法として次世代シークエンサー法(next generation sequencing:NGS)に移行してから、モザイクに関してもより正確な診断ができるようになってきました。高年齢患者にとって胚移植当たりの妊娠率を向上させ、流産率を低下させ、妊娠成立までの時間を短縮させることが可能になりました。本書はこれから日本産科婦人科学会がすすめるPGT-A/PGT-SRについての実技書として、1)PGTを始めるにあたって、まず知っておくべきこと 2)技術編:生検から解析の実際 3)臨床編:事前説明から臨床の実際 4)トピックス 5)Q&Aに分けて解説しています。
今すぐ知りたい! 不妊治療Q&A
基礎理論からDecision Making に必要なエビデンスまで
編者: 久慈直昭 京野廣一
出版社 : 医学書院
発売日 : 2019/4/8
生殖医療専門医はもちろん、不妊について一通り勉強したはずなのに、いざ患者と向き合うとうまく説明をすることが出来ないと悩む医師に向けて、知識を整理し深め臨床でその知識を使えるように、さらに不妊治療に携わる看護師・胚培養士・カウンセラー、あるいはインターネットで様々なことを調べたが何が本当かわからないと悩む患者さんにも、疑問をQ&Aから見つければ、一通りの知識が得られるように工夫して編集しております。